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使用方法
紋羽病
2013年5月16日
紋羽病とは
紋羽病は、果樹など永年作物に見られる、防除が困難な代表的な土壌病害で、連作障害といえる事例です。紋羽病には、菌糸体の色相により、白紋羽病、紫紋羽病の2種類があります。いずれの紋羽病菌も寄生植物の範囲は広く(多犯性)、防除が困難な事から、果樹など永年ん作物では難防除病害になっています。
紋羽病の慣行の防除方法
1.遮断溝を造る。
2.根部の罹病個所を除去し、患部を薬剤洗浄する
3.粗大有機物を除去し、土壌消毒を行う。
等がありますが、多大な労力を必要としながら、再発が認められる等、満足な防除効果は得られていません。
慣行の防除方法の問題点
1.慣行の防除法では、紋羽病菌が強い撥水性を持っていることが見逃されていて、殺菌剤が菌体に接触できない為、満足な防除ができない。
2.紋羽病菌の作る撥水性菌叢により、土壌への水の浸透が悪くなり、根の活性が落ちていることが、樹勢を低下させる要因となっている。
問題点の解決法
1.満足な防除効果を得るには、土壌浸透活性剤ニューオスマックを使用して殺菌剤を土壌や菌叢に浸透させる必要があります。
2.同時に土壌改良資材EB-aの施用で、根圏土壌を根の生育に適している団粒構造に変え樹勢の回復を図る必要もあります。
紋羽病の防除方法のご提案
1.土壌浸透活性剤ニューオスマックは、土壌や菌叢への強力な浸透作用とともに、病原菌の生育を抑える静菌作用を持っていますので、紋羽病菌に対しても抑制効果を発揮し、防除に大きく貢献します。
2.土壌改良資材EB-aは根圏土壌を団粒化し、物理性の改善だけでなく、発根促進作用をも併せ持っていますので、積極的な樹勢の回復が図れます。
紋羽病に対する施用例(リンゴ、ブドウ、ナシ等)
・予防及び軽症の場合
根の活性化を図り、樹勢を向上させるだけで、紋羽病から回復できます。
土壌灌水(又は土壌灌注) 50~200L/樹
EB-a 250~1,000ml 200倍
ニューオスマック 50~400ml 500~1,000倍
・中程度~重症の場合
殺菌剤を混用
樹勢を回復させるとともに、紋羽病菌の消滅が必要になります。
殺菌剤 規定濃度
・施用時期
休眠期